初めての英単語暗記--音とスペルを意識して
アルファベットが書けるようになると、次は挨拶や簡単な英単語を学習していきます。
まだ、学習の初期段階なので、新出の英単語でもすぐに覚えちゃうお子さんも結構いらっしゃることでしょう。
そんな余裕がある段階で、プラスアルファで意識してもらいたいポイントを紹介します。
1.スペルをそのまま丸暗記していない??
ぜひとも、お子さんにやってもらいたいことがあります。 それは、初めて見る単語の発音の予想させるということです。
ローマ字読みでも、日本人発音でもいいので、読み方を予想することができていますか??もしできないのなら、新出単語として与えられた単語そのまま、丸暗記しているかもしれません。
アルファベットを覚えた直後の段階で習う英単語はなんども繰り返すことで力技で覚えてしまうことが多いかもしれません。
せっかく勉強するなら、勉強したことを応用して、さらに勉強をすすめる。スマートに勉強していきたいですよね?
2.音とスペルの関係を意識してみて
おすすめしたいのは、音とスペルの関係に注意を払うということです。
2-1.音とスペルの関係を意識するって??
音とスペルの関係に注意を払うというのは、どういうことか? 気になりますよね。
わかりやすいのは、同じスペルなのに発音が違うものを探してみることです。 具体例を出してみたいと思います。 たとえば、“oo"なんかはどうでしょう。
“oo"を含む単語を、お子さんの教材から拾い上げてみるといいかもしれません。
たとえば、
cool、school、book、foot
というような単語が見つかるかもしれません。
それぞれの単語の発音に注目してみます。
強引にカタカナで書いてみると、
cool クール
school スクール
book ブック
foot フット
という感じになることでしょう。
同じ"oo"のスペリングなのに、 発音が日本語の「う」の長音とつまる音の「っ」と 異なっていることに気づくはずです。
冷静になってみると、「お」の音でも良さそうなのに、「う」になっているのが面白いですね。
2-2.音とスペルの関係、どういうふうに勉強したらいいの??
おすすめの方法は、お子さんの英語の教材にのっている英単語のリストを利用するというものです。
もし、アルファベットを覚えたばかりのお子さんなら、似たスペルの単語探しだしてもらい、発音を教えるというものです。
ある程度単語を勉強して、単語を覚えるのが嫌いになってきているようなら、これまで学んできた単語を利用して、お子さんに発音を予想させるという方法がおすすめです。
着目する発音ですが、いずれの場合でも、まず最初は、子音ではなく、母音に着目するのがよいと思います。
というのも、英語の場合は、母音とスペルが複雑な対応関係になっており、意外なルールや例外が潜んでいて、おもしろいように感じるからです。
3. 音とスペルの関係に注目してほしい理由
今後学習がすすんでいくにつれて、覚えるのが難しい英語の単語に出会うことが多くなります。その難しさの多くは、スペリングと発音が一致していないように感じられる点に由来するはずです。つまり、日本語のローマ字書きをしてスペルを予想する方法がだんだんと使えなくなっていく難しさがあります。その際に、英語特有のスペルと音の関係に気づいていることは、英語学習での大きなアドバンテージになっていることでしょう。